イッツ ア ブレインズ ワールド
it's a brains world
click
story1/
差出人は不明で、もちろんそれに 何の覚えもない 包まった紙をそろりとはがし 中を覗き込むと、 そこには着物を着た.......
story3/
僕は君と手をつないだ 君はお父さんと手をつないだ お父さんはお母さんと手をつないだ お母さんは孫と手をつないだ.......
story2/
僕は焼き魚が好きだ。今日はさんまの塩焼きを作ることにしよう。
両面こんがりと焼き上がった魚を........
story4/ヒーロー
年に一度、この村では盛大にあるお祭りが行われる。毎年一年が始まるその朝に土から一本の 芽が顔を出し、数分もたたぬ.......
story5/
50年もの長い歳月の末、研究に研究に重ねた博士はついにある薬を完成させた。 その薬の名前は「ドーンリィ」と、.......
story6/
僕は、だだっ広い芝生の上で目を覚ました。 「う~ん、よく寝た」大きくひとつ伸びをすると、一人のスーツ姿の男性が.......
story7/
南風公園に、毎日来る紙芝居屋さんがいる。いつも決まった時間に、道具をかつぎ 自転車でやってくる。子供らは言う.......
story9/
僕のズボンの右ポケットには白い天使、左ポケットには黒い悪魔が住みついている。 物心がついた頃から、いつの間にか.......
story11/
15時58分発の快速 松木行きの電車で、いつも見かける男性がいる その人はきまって 進行方向から2両目のドアの前に.......
story13/
遠い昔、人間世界には時間というものが存在せず、 今日から明日へと進むには あるハシゴを渡らなければ明日にたどり着く.......
story15/
ある日、僕の指先から糸が出ている事に気づいた。 ちょうど爪と指の間あたりから うっすらだが糸が出ている 右手の.......
story17/
「ありがとうございました、またお越しくださいませ」 ウィーン ガシャン!!さてと..久しぶりの外だなー 空気もいいし.......
story19/
王様のいるお城をグルリと取り巻く外壁のすぐ横に、外敵から守るために遠くを見渡せる見張 塔がある。そこで当番に.......
story21/
そこの角を曲がった3丁目のボロアパートに サイレンを鳴らした消防車やパトカー そして救急車が一気に急行した.......
story23/
やぁこんにちは、ボクはニンジン。いつも顔が赤いのでみんなにいじめられているんだ。 今日はお鍋くんが「僕のところへ.......
story8/
僕は早朝が好きだ。人々はまだ眠りについていて 通りには誰もいない まだ街は静かで動いておらず、澄んだ空気と小鳥.......
story10/
ある町の沼地に小さな蛇が住んでいました 蛇の中でもまれに見ない小ささなので 少年たちはいつも .......
story12/
もうかれこれ300年近くも雨が降り止まない国があった。 その国の子供たちは、晴れた世界というものを知らず.......
story14/
ある朝、ひとりの赤ん坊が大きな産声を上げた.. それはそれは父親にそっくりで、名前はまさおと名づけられた。 その.......
story16/
私たちの国には四季というものがある。 それはそれはこの世界に彩を与えてくれる素晴らしいものだ。 しかし.......
story18/
すぅ~っと心地よい潮風が吹く海の浜辺へ、愛犬のケンを連れて、散歩に出かけました。 冬の夕暮れ時、遊び疲れた.......
story20/
音楽室の倉庫で、僕らはひっそりと暮らしている ホコリにまみれながらも、一列に綺麗に並び 僕らはずっと.......
story22/
こつこつこつ。表通りを歩いているあの男性は左目がない どこかに置き忘れてしまったらしい、まれによくあること.......
story24/
story25/
僕は大切なボタンを押したくてしょうがなかった 気になって 気になって 何も手につかない 壁についているこの大切な.......
story26/